将棋と羽田家 【モデル?になった実在する天才棋士達】
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少し前の事ですが、
『さざ波ネームノート』
当選された方おめでとうございます!!!勿論私は落選しましたが、超重要な情報を提供して頂きましたので、記事にさせて頂きます。
超重要な情報というのは、秀吉の婚姻届の全体図。今までギリッギリ見切れていて特定しきれなかった「その他」の欄がきっちり公開されました!!
そこに書かれていたのは、羽田秀吉の養夫・母の名前
夫の養夫 羽田康晴、養母 羽田市代、続柄 養子
羽田家の家系図がやっと完成ですね!!!
とあったそうです。康は少し不明瞭なんですが、おそらく康晴で間違いないと思います。というのも、この名前見覚えがありまして…
その見覚えの主というのが、大山康晴
というか、この家系図をみるとやっぱり羽田家は将棋一家だという事がわかります。実は…
康晴と市代も浩司もモデルと思われる天才棋士がいます。
それぞれ簡単にご紹介します!!!
大山康晴 1923-1992 (没 69)
・公式タイトル獲得 [80期]歴代2位
・一般棋戦優勝[44回]歴代1位タイ
・通算[1433勝]歴代1位
・プロ入り[18歳]
・棋士番号 [26]
・永世称号 [十五世名人、永世十段、永世王位、永世棋聖、永世王将]
1959年 名人、十段(現在の竜王)、王将の三冠達成
1960年 新創設の王位を獲得し四冠独占
1962年 新創設の棋聖を獲得し五冠独占
どれも史上初の快挙でした↑↑↑
三冠を達成した1959年-1962年ぐらいまではまさに無敵の大山時代でした。何かと話題の加藤一二三ら勢いのある若手が挑んでも得意の盤外戦で返り討ちにされ手も足も出なかったらしいです。(盤外戦とは…直接盤に打つ手の事ではなくそれ以外の心理戦といったところ)というかひふみんってやっぱり凄い人なんだっていうのがわかりますね笑。
タイトルを奪われてからも70年までの間にも何度か五冠独占を達成しています。
全盛期が終わり、後に棋界の太陽と呼ばれる中原誠の時代、中原時代へ世代交代となります。
世代交代がされ大山は無冠になりますが、大山を称号なしの大山九段と呼ぶ事なんて出来ない!と、特例により現役のまま永世の称号を名乗る事になります。
清水市代 1969- (48)
・女流タイトル獲得[43期]歴代1位
・一般女流棋戦優勝[11回]歴代1位
・プロ入り [16歳]
・棋士番号[7]
・永世称号 [クイーン名人、クイーン王位、倉敷藤花、クイーン王将]
1996年、史上初の女流四冠独占達成。『女羽生』と呼ばれた。
2000年、クイーン王将を獲得し、史上初のクイーン四冠を達成。
谷川浩司 1962- (55)
・公式タイトル獲得[27期]歴代4位
・プロ入り [14歳]
・棋士番号 [131]
・永世称号 [十七世名人]
日本将棋連盟会長(2012-2017)←ついこの間、人工知能問題で辞任されたのが記憶に新しいです。
1983年、初のタイトル名人位を史上最年少の21歳で獲得。
1992年、自身初の王将位を獲得し7大タイトル全てを1回ずつ獲得した事になるとどうじに、史上4人目の四冠王になる。
羽生善治 1970- (46)
・公式タイトル獲得[98期]歴代1位
・一般棋戦優勝[44回]歴代1位タイ
・プロ入り[15歳]
・棋士番号 [175]
・永世称号[十九世名人、永世王位、永世棋王、永世棋聖、永世王将、名誉王座]
・在位中 [王位、王位、棋聖]
言わずと知れた七冠王。
寝癖がトレードマーク
1996年、7大タイトル独占を達成、史上初の七冠王となりました。
関連エピソード
羽生善治が奨励会への入会を賭けて挑んだ『小学生将棋名人戦』でNHKテレビ解説者を務めていたのが当時20歳の谷川浩司。
見事この大会で優勝した羽生善治と当時波に乗っていた谷川浩司を見て、「将来はこの若い2人が将棋界を引っ張っていくライバルになるだろう」と語ったのが大山康晴。
どうでしょか?
羽田浩司が羽生善治と谷川浩司さんのもじりなのは有名でしたが、ネームノートで両親の名前がハッキリしてやっぱり将棋一家だったんだ!と大興奮です正直!でも羽田家が黒幕って可能性は低くなりますね!正直!
読めばよくわかると思いますが、モデルになっている4人とも恐ろしいほどの天才です。
秀吉が羽田家に養子に行った理由がわからない現時点で、羽田家が両親も天才棋士をモデルにしているというのは重要で、これほどの将棋一家ならば、秀吉と羽田家の繋がりは将棋だけでも納得できるっちゃできると思うのが正直なところです。
自分達の才能を受け継いだ愛息子浩司を亡くした羽田夫妻は、浩司に負けず劣らずの才能を持つやもしれない秀吉を是非養子にと考え、秀吉とその親も彼が棋士として成長するにはその方が良いと考えた、
ってだけなのかもしれないですね。
ここからはおまけで「永世? 十九世名人? 名誉?なに?」という方にいろいろご紹介しておきます↓↓↓
永世というのは言ってみればめっちゃ凄い人ってことです。競技かるたとかでも永世クイーン
永世名人ってありますよね?あれは確か名人位、クイーン位を5回獲得すると得られるんですが、将棋も大体同じで、7大タイトルそれぞれに永世称号が存在します。でもこっちの方がめんどくさくて、獲得条件がタイトルごとに違うのでご紹介します。
竜王(過去の十段)⇨連続5期or通算7期
王位⇨連続5期or通算10期
王座⇨連続5期or通算10期
名人⇨通算5期
棋王⇨連続5期
棋聖⇨通算5期
王将⇨通算10期
となっております。
ちなみに、王座だけ永世王座ではなく名誉王座と称されます。
名人は永世名人ではなく、◯◯世名人と称されます。◯◯に入るのは数字で、何人目の永世名人であるかを示しています。つまり大山康晴は十五世名人なので、15人目の永世名人という意味です。
永世の称号を名乗れるのは原則引退後ですが、大山康晴のように特例もあります。
羽生善治は永世竜王以外の永世称号をすでに獲得しております。現在、通算6期竜王を獲得しているのであと1期で永世竜王です。そしたら前人未到、の永世位全て獲得するという大快挙です。もはや神の域です。
ちなみに[期]っていうのは[回]とイコールだと思っていただければ
急いで記事仕上げたので載せ忘れてました↓
タイトルホルダー一覧です、人物ごとで色分けされてて◯◯時代というのが一目瞭然なとってもわかりやすい図です↓↓↓
おそるべし羽生善治。
それでは