名探偵コナン 考察します

名探偵コナンの色々を考えます。未熟者なのでご容赦ください。コメントは出来るだけ返せるように努力します。たまに覗きに来てください。2016.03.07〜 名探偵コナンを楽しむことがモットーです。

2つのAPTX4869

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FILE948
灰原(まぁ、私が本当に作らされていたのは…別の薬なんだけどね……)

灰原が作っていた薬と、宮野夫妻が作っていた薬、何が違うんでしょうか?

APTX4869の情報はここ↓
宮野夫妻が作っていた薬を、旧薬
灰原が作らされていた薬を、新薬 ってことで、まずそれぞれの開発の目的について考えてみます。

宮野博士は自分の理論を認められて組織に入ったと思われます。前にも書いた通り、全く売れなかった自主出版の本がきっかけじゃないかと。ピスコの発言から宮野夫妻の研究は幼児化と関係があった事が分かります。ちなみにその本に、【あんなこんなで幼児化が可能】なんてそのまま書いてあったわけではなく、【アポトーシス誘導について】ってとこだと思います。

まぁつまり、宮野夫妻は組織の指示のもとで研究をしていたはずですから、組織が旧薬を開発してた本来の目的は幼児化と関係があるのは確かなはずなんですが、、
灰原は両親が作っていた旧薬を《死者を蘇らせる夢のような薬》と言っています。当時のラボの仲間も《夢のような薬》と呼んでいたので、やっぱり死者を蘇らせる薬を作るのが目的だったんでしょうか?確かに、亡くなってしまった大切な人を蘇らせることができるなら、まさに夢のようだと言えます。
問題なのは、宮野夫妻が旧薬の事を《願いを込めて》《シルバーブレッド》と呼んでいたこと。
ルバーブレッドの意味は皆さんご存知の通りですから、《願いを込めて》ということは、宮野夫妻はこの旧薬が組織の心臓を射抜くかもしれないと《期待》していたということに、、組織の為に組織の指示で開発していたんじゃないの?というのはまず疑問ですよね。


ジンは、灰原が開発していた新薬を、完全犯罪が可能な毒薬と認識しています。
灰原は幼児化について、《偶発的な作用》と表現していますし、動物実験で1匹だけ死なずに幼児化したマウスがいた事を話していたり。あくまで、本来の目的は、完全犯罪が可能な毒薬の開発で、幼児化は研究中の予想外の出来事ってことになるんですけど、、あれ?死者を蘇らせる薬を作るのが目的だったのでは?

旧薬と新薬の違い。単純に、《死者を蘇らせる薬》《完全犯罪を可能にする薬》真逆のものだと説明できます。死者を蘇らせる、宮野夫妻の夢のような薬と対照的に、自分の研究を《愚かなもの》と表現してますし。

でもそれだと、灰原の「毒なんて作ってるつもりなかった」って発言はどうなるんですかね?ただ嘘を言ってるだけではないと思うんですが。

灰原は幼児化の仕組みを初めから詳しく理解してるようでした。アポトーシス誘導だなんだって事です。あれ?知ってるの?って感じですし、まぁマウスが幼児化した時に原因を突き止めたってだけかも知れませんが。
灰原…隠し事してないで知ってる事全部言ってくれ……😔

灰原の真意は全く不明ですが、
とにかく、30年前から行われていた研究の真の目的は《死者を蘇らせる》事なはずなんです。
今組織が作ってるのは《完全犯罪毒薬》なんです。

問題は、なぜジンほどの人間がそれを知らないのか。ジンが知らない一方で、ピスコや高飛車女(ベルモット?)のように知ってる人間もいます。単純に昔から組織に所属していた人は知ってるっぽいですけど、本来の目的、死者を蘇らせる必要は無くなってしまったんでしょうか?


ずっと目的について書いてきましたが、ここで羽田浩司さんの話を。
羽田浩司が薬を投与されたのは17年前。なのに
APTX4869の投与リストで新一の下に名前があるのは何故か?というのは血液型順?とかなんとか言ってますが、そもそも目的が真逆の2つの薬を投与された人間の名前が同じリストにある事自体不自然なんですが…。新薬は人間に試すのは新一が初めてだった。新一に投与してから、灰原が組織を抜けるまでの短期間で、何十って人間に投与するのは無理では?となると、羽田浩司含めリストの大半の人が投与されたのは、旧薬《死者を蘇らせる薬》なんじゃ?


エレーナ「…その薬を完成させるにはあなた達と別れしなきゃいけないの…わかってちょうだいね…志保」
このお別れが《死》を意味するなら、18年前の宮野夫妻の死で、旧薬《死者を蘇らせる薬》は完成していたって事ですかね?とすると、17年前、羽田浩司に投与された旧薬は完成品だったことに…ん?羽田浩司亡くなってますけど。

逆転の発想ですよ

【羽田浩司は組織にAPTX4869を飲まされて殺された】のではなく
【死んだ羽田浩司を組織がAPTX4869で蘇らせようとした】ってのはどうですかね。
宮野夫妻が完成させた《死者を蘇らせる薬》を使って。ラムは本来の目的知ってるでしょうし。というか私の中では、まだ一応エレーナがラムなんですけど。だが、薬は完成してなく、失敗に終わった。みたいな。旧薬も新薬同様、死体から毒物が検出されなければ薬の存在を知られる事もありませんから。
もう、組織は2分してると考えて、真の目的を知ってる組と知らない組。
知らない組が暗殺を繰り返すたびに、知ってる組は旧薬を投与して効果を試し続けてたとかw
灰原はどっちなのか分かりませんがね!

どこかの考察をされてるサイトで、真の目的は、シャーロックホームズを蘇らせる事。的なのを見て、参考になります!とお礼を言わせて頂きたいです

そのまま死者を蘇らせるっていうよりかは、今のコナンがまんまそれを体現しているのでは?と。
ホームズのセリフで
「推論と分析の学問の最高の域に達するには、一生を費やしても十分とは言えない」
ってのがあります。
NYの事件で新一も言ってました。

【幼児化→成長→幼児化→成長】または【死→復活→死→復活】を繰り返し、
その最高の域を目指す

「小さくなっても頭脳は同じ!」ってのは単なる少年漫画の主人公の決めゼリフではなく、壮大なフラグだったのかもしれないですね。

宮野夫妻は、この薬を飲み最高の域に達した人間がシルバーブレッドになる。と言いたかったんですかね?
本来の目的を知ってるベルモットが、小さくなっても頭脳は同じコナンをシルバーブレッドと呼ぶ理由もそこなのかもしれないです。


これから、ラムと羽田浩司の情報がでてくれば、薬についても核心に迫る情報が出てくると思います。期待です。